『フライフィッシャーの昆虫学』(再販:著者サイン付)

「フライフィッシャーの昆虫学」の再版決定!
皆様の強いご要望にお答えし、再版することになりました。
再度校正して31カ所を修正し、初版出版後の裏話をくわえました。
本文の紙がすこし変わりますが、それ以外の装丁は初版と同じです。
すべてソフトカバーで、300冊の限定出版です。
価格は3700円+税(8%消費税で、税込み3996円)
さらなる再版はありません。今回が最後となります。

本の仕様
A5判、並製本、216ページ
カラーページ:21ページ
表紙カバー:手漉き土佐和紙、金箔押し
発行日:2015年12月1日

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「フライフィッシャーの昆虫学」について:

本書はイギリスのアルフレッド・ロナルズというフライフィッシャーマンが1836年(今から175年前!)に書いた本です。彼はブライス川 の上に張り出した鱒の観察小屋をたて、鱒を観察し、水生昆虫を調べ、釣りで重要な昆虫を47種類選び、学名を書き、それぞれに対応するフライと共にカラー の挿絵付きで1冊の本にまとめました。カラー印刷の技術がなかった時代に手で彩色をほどこした貴重な本でした。

この本は大評判になり、その後出版は12版を数え、現在でも復刻版(英語)が出版されています。この本は釣り人の立場から書かれた世界で初めて の昆虫学の 本であり、内容のレベル、オリジナリティともに高く、後世への影響は計り知れないほどに大きく、フライフィッシングの歴史における記念碑的名著とされてい ます。セオドア・ゴードン、プレストン・ジェニングズ、ヴィンセント・マリナーロ、アーノルド・ギングリッチ、ジョー・ブルックス、アーネスト・シュ ウィーバート、ジョン・ゴダードなどがこの本を絶賛しています。

この本の優れた点をまとめると、以下のようになるでしょう。

1.フライフィッシングにおける重要な昆虫とそれに対応するイミテーションを初めて図解で、しかもカラーで示した。釣りの参考になるよう、虫の羽化時期や生態を記述した。

2.フライフィッシングにおける重要な昆虫の学名を初めて示した。その結果釣り人はフライのもとになった昆虫を正確に知ることができるようになった….

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